普通、札所に必ずあるのが本堂です。本堂はお寺の中心となるお堂で、そのお寺の主となるご本尊がおられます。四国札所ではこの本堂に加え大師堂が必ずあります。大師堂は弘法大師が祭られているお堂で、遍路では札所にあるこの本堂と大師堂に納経します。
  <第75番札所の 本堂 と 大師堂> |
札所の本尊はそれぞれの札所によって違います。第1番札所 霊山寺は釈迦如来、第2番札所では阿弥陀如来といった具合です。その為、参拝の際、唱える真言も本尊によって変わります(詳しくは → 納経の仕方ページ 参照)。また、各札所の宗派も札所によって違いますが、遍路の際での参拝の作法は一般的に統一されています(詳しくは → 遍路参拝の作法ページ 参照)。