 第10番札所 得度山 潅頂院 切幡寺 (とくどざん かんじょういん):
お寺は切幡山の中腹にあり、山門から333段の階段と坂を登る。最頂上にも駐車場(普通10台、道狭し)があり、車で最上部まで行くとが可能。境内には本堂、大師堂、その奥に、はたきり観音の銅像、鐘楼、大塔、不動堂。
境内のはたきり観音は左手に布右手にはさみを持つ。これは
大師が切幡の山麓を巡礼の際、痛んだ衣を直そうと、民家に繕い布を求めると、娘が織りかけていた布を惜しげもなく断ち切って差し出してくれた。この娘の好意に感動した大師は、娘の「亡き父母のために観音像を刻って下さい」という願いを聞き、千手観音像を刻み、娘を得度(僧侶とすること)させ、更に秘密潅頂(仏と縁を結ぶ儀式)を授けた。すると娘の身から七色の光明が放たれ、千手観音の姿に変わった。という説話によるもの。
二体ある本尊のひとつがこの千手観音像だが、残念ながら秘仏として一般公開はされていない。
大塔は
国の重要文化財で、元和4年(1618)徳川秀忠が大阪の住吉
神宮寺に寄進したものを、明治維新の住吉神宮寺廃寺により西塔を天祐上人がここに移築したもの。移築には明治6年(1879)から15年掛かったとされる。
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