 第33番札所 高福山 雪蹊寺(こうふくざん):
参道を上がると右手に大師堂。正面に本堂、その左手に納経所。
鎌倉時代の仏像の宝庫といわれ、運慶作の本尊薬師如来、脇士の月光菩薩、日光菩薩及び弟子の湛慶作の毘沙門天、吉祥天女、他に海覚作の十二神将十体があり国の重要文化財となっている。
明治17年に名僧山本太玄が再興。境内に立つ太玄塔は山本玄峰により太玄を讃え揮毫。
玄峰19歳の時、眼を患い、失明を宣告される。失意の中、四国遍路に出た際、雪渓寺の門前で行き倒れとなったところを山本太玄和尚に助けられ、その弟子となり厳しい修行の道に入る。その後、雪渓寺の住職となる。
又、朱子学南学派の祖ともいうべき僧・天室も、この寺の住職を務めた。天室の弟子からは谷時中、小倉三省、野中兼山らが輩出された。
境内に入ると右手にある梵鐘には「朝破無明夢 夕闇清浄智」の銘。この詩は三島龍沢寺の老師で、山本玄峰の弟子である中川宗淵より贈られたもの。
|