第29番札所 摩尼山 宝蔵院 国分寺(まにざん ほうぞういん):
仁王門をくぐり正面に本堂(金堂)。左手に大師堂。右手に納経所。
柿軒き寄棟造りの本堂は永禄元年(1558)に長宗我部国親・元親親子が再建したもで、明治37年に国の重要文化財に指定されている。
聖武天皇の勅願により、天平13年(741)に行基により建立。天皇自らが金光明景勝王経を書写して納め、祈願所とした。歴代天皇からの信仰も深く、長宗我都民や土佐藩主からも信仰を集める。数多くの史跡が残っていることから、境内地全域が国の文化財指定を受けている。
寺宝は大小2つの木造薬師如来立像。約1mの像は平安後期の檜の一本造り、もう1つの約35珊の像は鎌倉時代の寄木造りで、いずれも重要文化財に指定。
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