第53番札所 須賀山 正智院 円明寺(すがさん しょうちいん):
仁王門をくぐり左手に大師堂、正面中門を進み本堂。境内には聖母マリア像の石像があり、江戸時代のキリシタンご禁制時に造られたもので、キリシタンが密かにお参りしていたとのこと。
大正13年(1924)に四国八十八ヵ所を巡拝したアメリカのスタール博士が、円明寺を訪れた際、本尊厨子に打ち付けてあった銅板納札が貴重なものであること発見。銅板は遍路最古の納経札で「慶安三年今日樋口 奉納四国仲遍路同行二人 今月今日京極平人家次」慶安3(1650)年、京都の樋口家次が四国遍路をして納めたと記されている。
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